業務日誌

手紙のすすめ

昨年あたりから、手書きで手紙を書く機会を意識的に増やしました。
お礼状やお祝い状をはじめ、メールやSNSと比べて伝わる気持ちの量・質が圧倒的にちがうと思っています。

大人になって、年賀状と請求書以外で手紙なんて書いたことない人もいるんじゃないでしょうか。 私も一昨年まではもう何年も手紙を書いたりしてなかったんですが、書いてみるとなかなかいいものです。

書き始めるまでを楽しむ

手紙は、書き始めるまでにも楽しみがあります。

あの人に宛てる手紙は、どんな便箋と封筒がいいのかな。
そんなに長い手紙を書くつもりはないけど、あっさりした感じにもしたくないから一筆箋のおしゃれなやつにしよう。
お、この紙、書きごこちよさそう。

そんなかんじで文房具コーナーをうろうろします。 なにも高級なレターセットを買ったりしてるわけではなくて、それこそ100円ショップだったりもするんですが、それでもかなり選んで買います。

切手選びも楽しいです。 請求書送ったりするので80円切手はきらさないようにしてるのですが、季節に合わせたものを買ったり、キャラクターものを買ったり。裏を濡らして貼る切手がオーソドックスですが、シールタイプの切手が貼りやすくて好きです。

たまたま今は年賀状の書き損じハガキから交換したものがたくさんあるので、当分は普通の切手になりますが。(書き損じハガキからはデザイン切手に交換できなかったのです…)

字を書くことを楽しむ

ペンも、手紙を書くときはお気に入りのものを使います。 ペンと便箋の相性ってのもあり、これがピタリと合うとホント快感です!

字を書いている時は、心が穏やかになります。キーボードを叩くときの忙しなさはありません。
ソファやベッドに寝ころがってスマホで打った文字と、椅子にしっかり腰掛けて背筋を伸ばして書いた言葉、どちらがより自分の心を乗せられるか。
実際に相手に伝わっているものがどうなのかは分かりませんが、きっと大きく違うはずだと信じています。

郵便受けを開けたときのわくわく感

だいたい家の郵便受けに日々入っているものなんか、請求書か、クレジットの明細か、不動産屋かピザ屋のチラシか、そんなもんじゃないですか。
で、その中にそうじゃない手紙が混ざってると、なんかすごく嬉しくないですか? 私はものすごいわくわくしちゃいます。
そんなわくわく感をおすそわけできたらうれしいなぁ、とは思ってます。

すぐ開けなくてもいいと思ってる

私の場合、請求書とか税金の書類なんかは郵便受けから出した後、エレベーター待ちの間にすぐ開けてしまうことが多いのですが、そうじゃない手紙の場合はすぐ開けません。
ひと通り目の前の作業を片付けて、お茶なんか入れてから、ゆっくり開けて読んだりします。

お返事も自分のタイミングで。 常識的に考えてすぐ返さないといけないようなケースでなければ、心の余裕がたっぷりある時に書くようにしています。

メールやSNSのよさであるスピード感は、時に仇となることがあります。 ああ、あのコメントちょっと言い回しイマイチだったなー、とか、雑すぎたからもうちょい練ればよかったなー、とか。
それに比べて、手紙を書き上げたあとってなんか達成感というか、充実感というか、そういう独特の感覚があるんですよね。

余談:Facebookやめました

SNSといえば、先日Facebookをやめまして。

やめるといっても、お客さんのFacebookページとか発行してるLikeBoxのアプリIDとかあるので完全にやめることはできないのですが、管理用にアカウントを新規作成して、元々持っていたアカウントは削除してしまいました。

困ったことは今のところないですねー。 私のFacebookにいた人って大概Twitterでもつながってますし、一方的にフォロー、リムーブできるTwitterと違って友達申請や整理面倒ですもん。 それに、プライベートの友人と、お客さんや取引先など仕事関係、勉強会やセミナーで出会った人(半分仕事半分プライベート)が全部入り混じってるのもなんだかなあという状態だったので。

実験的に作ったozone notesやmypace custom themeのFacebookページは続けますが、個人としての利用は一区切り。Facebookにいらっしゃった方は、今後ともリアルやTwitterの方で引き続きよろしくお願いします。

ということで。 SNS依存性の方も、たまにはお手紙なんか書いてみると心豊かになりますよ、というお話でした。